医療コラム

2017.06.22更新

A3.アトピー性皮膚炎の方の皮膚は、バリア機能が弱まり、水分が外へ出てしまっているため、乾燥しています。ですので、保湿しながら、並行してステロイド剤の使用をおすすめしています。
しかし、ステロイド剤を使用する場合は、完全に医師の指導のもとできちんと使うことが重要です。乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を正常に保つためのスキンケアで外部からの刺激物質の侵入を防ぐとともに、しっかりと治していきましょう。また、部屋の中を清潔に保つ、布団を羽毛や羊毛の綿ではなくダニがつかないポリエステル綿に変える、肌触りの良い服を着るといった、日常生活における工夫も必要です。
アトピー肌の方はアレルギーに対して敏感になっていますので、ホコリにも十分注意しましょう。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

2017.06.22更新

A1.ニキビは、ご存知のとおり毛穴が詰まってできる皮膚の病気です。はじめは毛穴が詰まっても中にたまる脂分がすくないので、小さなぶつぶつとして始まります。これを、面皰(めんぽう)といいます。
面皰は俗に「白ニキビ」ともいいそのうちは、毛穴の詰まりが取れれば、いつのまにかきれいになることが多いです。しかし、内部にたまった脂分が徐々に増えると、面皰は大きくなり、さらにそこにアクネ菌が繁殖すると、いわゆるニキビと呼ばれる状態になります。ときに赤くはれ上がって、「赤ニキビ」になると、痛いし気になるし、なかなか厄介です。皮膚科では専門的な知識に基づいて病態に合わせた治療を行っています。ここでは、その一端をご紹介します。

1.洗顔
洗顔って、「とにかくしっかり汚れと油を落とせばいいんでしょう」って思っている方が多いのですが、洗顔に落とし穴があるのをご存知でしょうか。ゴシゴシ洗えば、ニキビは悪化します。しっかりと泡立てて、やさしく泡で洗ってください。ゴシゴシしたら皮膚が傷ついて、皮膚のバリア機能が損なわれてしまいます。
2.保湿
ほとんどの皮膚のトラブルは、皮膚を覆っている皮脂膜の欠乏から始まります。ニキビだって例外ではありません。洗顔の後はしっかり保湿してください。ニキビ肌用の保湿クリームやローションも市販されています。
3.薬剤塗布
ここからが皮膚科の薬になります。毛穴の詰まりを溶かし出す薬を薄く塗ります。始めは少しヒリヒリしますが、1カ月頃から効果が表れてきます。目標は3カ月です。
4.抗菌薬塗布
「赤ニキビ」には抗菌薬を追加塗布します。毛穴のつまりを溶かしだすと、抗菌薬が浸透しやすくなりますので、効果も出やすいです。
5.抗生剤内服
「赤ニキビ」が多発しているときは、抗生剤の飲み薬を飲んでいただきます。

当クリニックでは、洗顔やスキンケアの方法から治療の実際までビデオを使って説明し、皆様のニキビの悩み解消のお手伝いをさせていただきます。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

2017.06.22更新

A1.寒くなると、肌が乾燥し粉が吹いたようになる方、軟膏をつけてもすぐにぶり返しす方は、皮脂欠乏症(乾皮症)と思われます。乾皮症は、皮膚の表面の脂(あぶら)が減少することにより皮膚の水分が減少して、乾燥を生じてしまう病気です。
皮膚は薄い皮脂膜と呼ばれる脂の膜でおおわれていて、皮膚の潤いを保っています。この脂は年齢とともに減っていくことがわかっています。皮脂膜が薄くなると、角質層と呼ばれる表面の層がはがれてきます。すると、皮膚の奥の部分が露出して炎症を起こしたり、ひどいと湿疹になって、痛みやかゆみを感じたりするのです。そこを掻いてしまうと、さらに角質層がはがれて余計に症状が悪化してしまい、悪循環に陥ります。

・皮脂欠乏症(乾皮症)の治療
まずは失った脂分を補充するために、保湿クリームを欠かさずに使用します。できれば、1日2回、少なくとも入浴後の肌がしっとりしている間にくまなく塗るようにしましょう。
部屋の乾燥にも注意してください。お肌は清潔を保つようにしていただきたいのですが、入浴時には低刺激性の石鹸で優しく洗うように心がけてください。ナイロンタオルでゴシゴシ洗うと気持ちがいいのですが、大切な角質層がはがれてしまいますので、ゴシゴシは禁物です。
炎症を起こしてしまった部分は、しっかりと治療することが大切です。集中的に炎症を抑える塗り薬を皮膚の深くまで届くように使用します。よく使われるのが、ステロイド軟膏です。ステロイド軟膏と聞くと、副作用があって恐いという方がいらっしゃいますが、それは誤った認識です。よほど長期にわたり広範囲に使用しない限り、全身に及ぼす影響はないことがわかっています。ですから、まずはしっかりと適切にステロイド軟膏を使用して炎症を完全に抑え込むことが大切です。
保湿クリームや軟膏は保険適用で処方できますので、お気軽にご相談ください。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

2017.06.22更新

排尿した後はすっきりしてすぐに眠れる、日中に水分をとってもあまりトイレに行かない、というのは夜間頻尿の症状です。
夜間頻尿とは、夜布団に入ってから尿意で目が覚めてしまう症状で、一晩に2回以上あると注意が必要です。この患者さんは、夜に尿意で目が覚めるようですが、よく聞くとおしっこの量が多くて排尿後にすっきりとしてしまうようです。この場合、夜間の尿量が増えてしまうのが原因であることが多いです。

・夜間頻尿の検査
まずは、膀胱炎や膀胱結石、膀胱がん、男性では前立腺肥大症などの病気がないかを超音波検査や尿検査で確認します。前立腺癌の疑いがあれば、血液検査をしてPSAを測定することがあります。また、排尿後の残尿を確認することも重要です。
これらの検査で原因の病気がはっきりすれば、その治療を行います。また、夜間の尿量が増えてしまう場合には、薬が効かないことはあります。そのよう場合には、以下の排尿日誌をつけていただくと、ご自身の排尿パターンが明確になって治療に大いに役立ちます。

(排尿日誌挿入)

・夜間頻尿の原因
まず、水分の取りすぎが考えられます。昨今、「健康のためにお水をたくさん飲みましょう」ということをよく聞きます。でも、飲みすぎは禁物。おしっこが増えてしまうばかりか、むくみの原因になったり、心臓に負担がかかったりすることもあります。
「若いころは10時間寝ても、その間トイレに行かなくて済んだのに…」
そう思っている方もいらっしゃることでしよう。ではなぜ、歳を取るとおしっこが近くなるのでしょうか。夜間は尿を濃くして尿量を減らすホルモンが分泌されています。それが、加齢とともに減ってしまったり、分泌するタイミングがずれてしまって、夜間の尿量が増えてしまうといわれています。
尿は血管の中を流れる血液の量を感知してつくられます。血液が多いと、量を減らすために尿をつくって血液量を調節するのです。血管はゴム管と違って水分を通します。加齢とともに、血管も年を取って水分を通しやすくなってしまいます。すると、気が付かないうちに血管の中の水分が漏れて、ときにむくみになって現れたりします。そのもれた水分が夜間布団に横になると血管内に戻ってきます。すると、血液量が増えてきますから、それを調節するために尿が多くつくられて尿量が増えてしまいます。

・夜間頻尿の治療
生活習慣の見直しが重要です。水分の取りすぎなど、思い当たる節があれば改善します。排尿日誌が大変参考になります。頻尿改善薬もよく使用されます。この薬は、膀胱の過敏を取って膀胱の容量を大きくすることができます。
睡眠を助ける精神安定薬や睡眠薬が有効なこともあります。眠りにはリズムがあり、眠りが浅くなったときにその都度目が覚めしまい、習慣的にトイレに立つ方がたくさんいらっしゃいます。この場合には、少し眠りを深くしてみると、その悪習慣から脱却できることも多いです。精神安定薬や睡眠薬は使用に抵抗があるという方もいらっしゃいますが、ごく弱い薬で十分な効果が得られることも多いので、担当の先生とよくご相談ください。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

2017.06.22更新

A2.水の音を聞いたり冷たい水に触れたとき急にトイレに行きたくなったり、就寝中に何度もトイレに目が覚めるようであれば、過活動膀胱が疑われます。膀胱が過敏になっている状態です。
以下の質問票(過活動膀胱症状質問票OABSS)の質問3が2点以上、かつ、合計が3点以上で過活動膀胱の疑いと診断されます。

(質問表挿入)
合計点数が3~5点で軽症、6~11点で中等症、12点以上で重症といわれます。

・過活動膀胱の原因
過活動膀胱は、膀胱が知覚過敏を起こしている状態をいいます。神経が問題だったり、骨盤の筋肉が弱くなることが原因だったり、あとは、季節の変わり目とかストレスだったりとか、我慢しすぎた後遺症だったり、さまざまです。

・過活動膀胱の検査
まずは、膀胱炎と間違えないようにしないといけません。膀胱炎でも似た症状が出ますから。尿検査を行なって、膀胱炎がないことを確認します。それから、超音波検査などで膀胱に結石や腫瘍がないことを確認しておきます。たまに、尿管結石が膀胱付近まで落ちてきて似た症状が出ることがあります。あとは、残尿の有無を確認する必要があります。これは、最近では超音波を使って簡単にチェックできます。
また、1日の排尿回数と排尿量をチェックすることも診断に有用です(排尿日誌)。ときどき、必要以上に水分を取っていらっしゃる方がいます。排尿日誌で膀胱の過敏なのか水分の取りすぎなのかが判断できます。

・過活動膀胱の治療は
年だからとあきらめてはいけません。必ずよくなります。最近はいくつもの薬が使えるようになっていますので、症状と体質に合った薬を主治医の先生と一緒に探していきましょう。
また、軽度の場合には、排尿を我慢する練習をするのも効果的です。排尿日誌をつけるだけで治ってしまう方もいます。ともかく、重大な病気が隠されていないかを確認したら、あとは焦らずに治していきましょう。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

2017.06.21更新

A1.発熱はなく、排尿後に渋るような痛みがあれば、急性膀胱炎が疑われます。尿検査で尿の中の白血球を顕微鏡で確認します。白血球が確認されれば間違いなく膀胱炎です。原因検索や合併症の確認のため、腹部超音波検査、血液検査、尿培養検査などを行うことがあります。
治療は抗生物質の投与です。市販の薬では症状のみ改善させて細菌の繁殖を許してしまいますので、必ず受診してください。受診科目は「泌尿器科」「内科」「外科」で診察可能ですが、早めに泌尿器科の受診をおすすめします。
おしっこを我慢しないことが大切です。6時間以上我慢すると細菌が膀胱に侵入するともいわれているようですし、排尿により侵入しようとする細菌を洗い流す効果も期待できます。
それから、水分をたくさん取ってください。1日1500ml以上の尿を出すと予防につながります。尿は本来きれいですから、ご自分の尿で膀胱を洗うつもりでたくさん水分を取りましょう。できれば、利尿作用のあるお茶がいいのですが、お水でもOKです。
下腹部を冷やすことも禁物です。冷えると膀胱周辺の血液の流れが悪くなって膀胱の抵抗力が落ちてしまいます。あとは、しっかりと薬を飲んで、体を休め、1週間ほどしたら再度尿の検査をしてもらってください。

投稿者: 馬車道さくらクリニック

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