医療コラム

2018.07.07更新

当院の診察の様子を紹介する「今日の診察室から」。今回は、顔のニキビがよくならないとのお悩みで受診された20歳代女性のTさんです。


Tさん「10代からのニキビがなかなか治りません。」
私「どのようなケアをしていますか?」
Tさん「まず、洗顔料でゴシゴシ洗って汚れと油を取って、入浴後はローションを付けています。」

・・・今回は青春の象徴、ニキビの話題です。
ニキビは、ご存知の通り毛穴が詰まってできる皮膚の病気です。はじめは毛穴が詰まってもなかにたまる脂分がすくないので、小さなぶつぶつとして始まります。これを、面皰(めんぽう)といいます。
面皰は俗に「白ニキビ」ともいいのうちは、毛穴の詰まりが取れれば、いつのまにはきれいになることが多いです。しかし、なかにたまった脂分が徐々に増えると、面皰は大きくなり、さらにそこにアクネ菌が繁殖すると、いわゆるニキビとよばれる状態になります。ときに赤くはれ上がって、「赤ニキビ」になると、痛いし気になるし、なかなか厄介です。皮膚科では専門的な知識に基づいて病態に合わせた治療を行っています。ここでは、その一端をご紹介します。

1.洗顔
洗顔って、「とにかくしっかり汚れと油を落とせばいいんでしょう」って思っている方が多いのですが、洗顔に落とし穴があるのをご存知でしょうか。ゴシゴシ洗えば、ニキビは悪化します。しっかりと泡立てて、やさしく泡で洗ってください。ゴシゴシしたら皮膚が傷ついて、皮膚のバリア機能が損なわれてしまいます。
2.保湿
ほとんどの皮膚のトラブルは、皮膚を覆っている皮脂膜の欠乏から始まります。ニキビだって例外ではありません。洗顔の後はしっかり保湿してください。ニキビ肌用の保湿クリームやローションも市販されています。
3.薬剤塗布
ここからが皮膚科の薬になります。毛穴の詰まりを溶かし出す薬を薄く塗ります。始めは少しヒリヒリしますが、1カ月頃から効果が表れてきます。目標は3カ月です。
4.抗菌薬塗布
「赤ニキビ」には抗菌薬を追加塗布します。毛穴のつまりを溶かしだすと、抗菌薬が浸透しやすくなりますので、効果も出やすいです。
5.抗菌薬内服
「赤ニキビ」が多発しているときは、抗菌薬の飲み薬を飲んでいただきます。

当クリニックでは、洗顔やスキンケアの方法から治療の実際までビデオを使って説明し、皆様のニキビの悩み解消のお手伝いをさせていただきます。

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投稿者: 馬車道さくらクリニック

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